もはや説明するまでもないぐらい人気になっている鬼滅の刃ですが、なぜここまで人気になったのでしょうか。
最近では漫画やアニメだけでなく、鬼滅の刃とコラボした商品も登場して、まだまだ人気が衰える気配はありません。
なぜ鬼滅の刃はこんなにも人気になっているのでしょうか。
鬼滅の刃の人気の理由
人気の理由の一つはやはり子供から大人まで楽しめる内容ということだと思います。たいていの作品は特定のターゲット層に向けて作られたものが多く、特に年代や男女での好みの違いは大きいため、子供には人気だが大人は全く興味を持たないとか、男性にはうけているが女性は読まないというのが普通です。
ところが鬼滅の刃に至っては、年齢も性別も超越してすべての層が共感できるような家族愛などがストーリーに入っていることも人気の理由のひとつかもしれません。
ストーリー自体も鬼退治というごくシンプルな物語を基本としているため、登場人物に感情移入がしやすく子供でも抵抗なく見ることができるのも魅力のひとつです。
鬼滅の刃はいろんなキャラクターが出てきますが、人それぞれ好きなキャラ違っていて、ネットでもよく人気キャラのランキングなんかも話題になっています。
ちなみに私は黒死牟という十二鬼月のトップに君臨するに鬼が好きです。黒死牟は鬼の中では珍しい呼吸を扱う鬼で、黒死牟の技も興味深いものが多くてなかなか面白いです。
では、そんな鬼滅の刃のおすすめシーンなどについて紹介したいと思います。
鬼滅の刃おすすめのシーン その1
鬼滅の刃は全編に渡って人気のシーンが多いですが、ひとつ挙げるとするなら無限列車編、鬼殺隊柱の1人である煉獄さんと十二鬼月・上弦の参である猗窩座の闘いでしょうか。
無限列車に乗った炭治郎や煉獄さん達を襲ってくる十二鬼月・下弦の壱である魘夢を倒しホッと一息ついているところへ突如轟きと共に姿を現す猗窩座。この猗窩座の登場シーンがかっこいいんです!映画でも観たんですけどかっこいいBGMと相まってとても素敵な登場シーンになっていました。
鬼の長である鬼舞辻無惨からの命令で炭治郎達を始末しにきた猗窩座。
猗窩座は煉獄さんに言います「鬼になれ」と、柱であるその才能を鬼となって活かせと、さもなければ殺すとまで言い放ち煉獄さんを挑発します。この猗窩座というキャラクターがとても良いです。
鬼ですし非常であり冷徹であることに変わりないんですけど自身がストイックな性格であるためかそれが敵であろうと才能を持つ者にはとことんその才能を磨いてそれを活かせという心意気も持っている鬼でありそういう部分に人間臭いところを感じてます、あとルックスもスマートで鬼の中ではかっこいいほうですね。
しかしそんな猗窩座の誘いに自分なりの正義を全うする煉獄さんが応じる筈がありません。そして2人の闘いが始まる、初めは互角にやり合っていた2人ですが徐々に猗窩座のペースに、傷を負い窮地に陥る煉獄さん、そして決着が着きます。お互いに一撃を入れ猗窩座を仕留めたかに見えましたがそれも空しく煉獄さんはやられてしまいます。
それを見ていた炭治郎は激しく激昂!猗窩座に食ってかかります。猗窩座も炭治郎を始末しようとしますがいつの間にか夜が明け太陽が出始めていました、鬼は日光に当たれないので猗窩座は渋々その場を後にします。息も絶え絶えの煉獄さん、炭治郎に想いを託し息絶えてしまいました。
最後は非常に残念な結果となってしまいましたが煉獄さんのその想いは炭治郎達に伝わりポジティブなエネルギーに変換されて一層、鬼を倒す目標が明確になっていくという流れが力強く響くのが印象的です。
鬼滅の刃おすすめのシーン その2
原作203話。精神世界に沈んでいた炭治郎は、禰豆子の呼びかけに目を覚ましました。目を覚ましたものの、鬼舞辻無惨は炭治郎を取り込もうとしています。
すると、どことからとなく幾人かの手が伸びました。炭治郎を支えるかのように。炭治郎を支えている手は、今までに彼を励まし力になってくれた人の手です。しかし手の主は、既にこの世にいません。魂だけの存在になっても、炭治郎や禰豆子を支えていたという象徴的を示すシーンでした。
炭治郎を助けた手は亡くなった者だけでなく、生きている人もいました。禰豆子はもちろん、善逸や伊之助の手もあります。生き残った鬼殺隊員達の手も、ありました。彼等が呼びかけてるのは、ただ1つ。「生きる」です。
世の中は辛く悲しく、頑張ったとしても必ず成果が出るとは限りません。たとえどんなに辛く打ちのめされても、生きて未来に繋げれば、必ず形になります。「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」でも現れていたメッセージです。単純なメッセージだからこそ心に響き、大号泣。
数年後アニメとして映像化されたら、確実にティッシュを大量に消費することでしょう。
世の中は残酷で苦しいもの。でもどんなに辛く悲しい世の中でも、生きていかなければいけません。心を燃やして生命を全うする大切さを「鬼滅の刃」から教わりました。
203話はまだアニメ化はされておらず、おそらく数年先の話になるかもしれません。もしアニメとして映し出されたら、涙が止まらず号泣するのは間違いないでしょう。