読書で知識が身につく
読書がもたらす最大のメリットは、当然と言えば当然なのですが、何と言っても知識が身につく事です。自分がよく知っている分野についてはさらにその知識が深まり、自分がよく知らない分野については新たな知識を身に付ける事ができます。
もちろん読書以外の方法からも知識は身に付けれらますが、読書によって身に付けた知識は苦労して覚えた分、中々頭から離れないという大きな特徴があります。
また、読書をしていると自然と言葉(日本語)にも強くなり、知らない単語が知らず知らずの内に無くなって来るというのも、知識の習得の一例と言えるでしょう。
現代を生きる私たちの周りには実に様々な情報が溢れ、それらを取捨選別するのも一苦労という事が少なくありません。読書によって自分に必要な知識と不必要な知識の選別が自然と出来るようになり、効率的に賢くなることが出来るというのは、高度に情報化された社会に生活する私たちにとっては、大きなメリットと言えるでしょう。
読書で集中力が身につく
読書がもたらすメリットの2つめに、集中力の強化も挙げられます。
文字を1つ1つ追いながら書いてある事を理解するには集中力が必要なので、読書の最中はずっと集中力を高めるトレーニングをしている状態にある、とも言えます。
これは実際に科学的にも証明されていて、小さい頃から読書の習慣のある人間と、そうでない人間を比べた場合、集中力の持続に差がある事がわかっています。
学生時代、数学や英語の勉強のために集中力が必要な事は言うまでもありませんが、大人になって働き始めてからの方がむしろ、集中力が必要となるケースが多いのではないでしょうか。
集中力をある程度一定のレベルに保つ事が、仕事が出来る人間の典型パターンの1つに数えられる事を考えれば、小さい頃から読書によって集中力を高める訓練をする事には大きな意味がありますし、小さい頃からの読書習慣がなくても、大人になってから読書によって集中力を鍛える事は十分に可能なので、もし集中力が持続しなくて困っている方がいらっしゃるのでしたら、試しに読書してみる事をおすすめします。
読書が精神の安定をもたらす
読書がもたらすメリットの3つ目は、精神安定効果です。
情操安定効果と言い換えてもよいかもしれません。読書の最中は先述したとおり集中する必要がありますが、集中して読書をするためには、精神を落ち着け安定させる必要があります。
つまり読書によって、上手に精神が安定出来るような環境に自分を置く事を、習慣として身に付ける事が出来るとも言えます。
逆に学校や仕事などでストレスが溜まってイライラしているような場合、強制的に読書の時間を設ける事で一時的にそれらのストレスから解放され、精神や情操を安定させる事が出来るとも言えます。
もちろん、精神の安定をもたらすのは何も読書に限った事ではありませんが、読書は自分のペースで好きな時に進める事が出来るので、行為としての自由度がとても高いという特徴があります。
もしも日々の生活でイライラする事が多いようでしたら、悩み事はとりあえず一旦置いて、読書をしてみるとよいかもしれません。
読書によって日々の暮らしを楽しく!
読書がもたらすメリットとして、知識の習得・集中力の強化・精神の安定の3つを紹介しました。たかだか文字を追っているだけなのに、これだけのメリットがあるというのは見過ごせません。
文字と紙を発明した大昔から、読書の習慣が人類にはあったというのも頷ける話です。
本は場所をとらないのでどこにでも携帯できますし、購入に際しても、それほどお金がかかるわけではありません。新書や値段の高い専門書の類は、図書館に行けば無料で貸してくれます。
毎日寝る前に少しだけ読書をしてみるだけでも効果は徐々に現れますので、読書の習慣が無い、読書は苦手という方は、とりあえず本を読んでみてはいかがでしょうか。
読書が自分の性格や性分を大きく変えるキッカケになり、日々の暮らしを今よりもさらに、楽しくする事が出来るようになるかもしれません。
私たちは毎日時間に追われ、何かとストレスが溜まる事が多い社会に生きていますので、簡単かつお手軽にストレスを解消したり、精神の安定に寄与する読書習慣を身に付ける事には、大きなメリットがあるのでおすすめです。